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共に、生きる。  岡山マインド「こころ」

岡山マインドこころ



当事者が集まる場所

 心の「病」を抱える人が地域で暮らすためには、地域の人の理解が必要です。また、当事者が安心して暮らせる「グループホーム・ケアホーム」と無理なく働ける「地ビール工場」を設立するためには、資金も必要となります。岡山マインド「こころ」は、それらを設立するための資金を自分たちで集めることができました。それは、当事者が自分の病を「隠さず」語り、周りの人々へ発信ができるようになった結果、岡山マインド「こころ」の取り組みに共感し、応援する人が増えてきたからです。当事者がこうした力をつけるための基盤となった事業のひとつに、「テーブルまび」(自立支援協議会・真備版)があります。

テーブルまびとは?
 精神障がいを持つ当事者を中心に、他の障がい当事者や家族、地域の住民、NPO関係者、行政関係者など誰もが集い、自由に話すことができる場。毎月一回真備町で開催されています。この会は、障害自立支援法の制定に伴い、全国各地域で設立された自立支援協議会を自分たちでつくろうと、岡山マインド「こころ」が提案する形で実施。平成21年度から正式に倉敷市地域自立支援協議会の中に位置づけて活動しています。自立支援協議会は通常、行政や施設、家族会の代表者などが構成メンバーとなっている場合が多いですが、「テーブルまび」では当事者が中心的メンバーになっており、全国的にも珍しい例となっています



 平成15年12月、解体するという小さな中古プレハブの家をもらい受け、自分たちで解体・移築し、半年がかりで現在の事務所兼店舗を建設しました。そして平成17年1月から「よろず屋きびきび」という当事者運営の店としてオープンし、毎週日曜日に手作りの竹炭商品や地元の蜂蜜、手作り味噌、季節の野菜・果物など、「いいものをちょっとだけ」販売しています。



 平成17年3月からは毎月開催されている「くらしき三斎市や各種イベントにも出店し、商売のノウハウを練習しています。販売から会計まで全部当事者会員の手で行い、失敗しながらも実績を重ねています。ゆっくりしたペースを大切にしながらですが、着実に当事者活動として根付いています。また近隣の方の畑や山の草刈り、木の伐採など、すき間仕事をいただきながら少しずつ請け負い仕事の練習も行ってきました。これらの実績をもとに、平成18年度から新たな事業として「よろず請け負い事業」も展開しています。



 梅雨前には近隣のみぞ掃除のボランティアをし、地域のまちづくりイベントにも参加し、公民館の花壇の花植えなどもしています。私たちの活動はゆっくりですし、無理はできませんが、私たちのありのままの姿を地域の中で見て欲しいと思います。





2012年6月より、ケアホーム利用者の吉沢さんによるマインド事業「吉沢亭」のコーヒー販売を開始しました。主に、テーブルまびでのお飲み物販売などでアイス・ホットを販売しております。



 平成23年5月1日より、マインドによる「グループホーム事業」「ケアホーム事業」が開始されました。ケアホームの名称は「長屋まび」として、現在3名の利用者さんが入居されております。グループホームは「マインドホーム1(借家)」「マインドホーム2(中上コーポ)」として計6名の利用者さんが入居されております。皆さんそれぞれの思いを胸に、泣き、笑い、ときには怒り、一歩一歩歩まれておられます。みんなで仲良くしている姿を写真に収めることができました。



グループホーム・ケアホームにはそれぞれ「世話人さん」が訪れ、各人のお世話をしてくださります。叱咤し、激励し、支えあう姿。今必要なのはこういう姿なのではないかと感じさせてくださいます。「人間同士の関係」を確かな土台にすべく、私たちなりの豊かな人間関係構築を思い描き、”素のままの「人間」同士の付き合い”をしていくことで社会という荒波の中で耐えうる、または、一人で生活できる、そんな巣立ちを描きながらやっていけたらと考えております。2012年6月には、新しいケアホーム利用者さんとして新しい仲間が加わりました。新たな仲間たちと共に、とても落ち着いたケアホームになっていくことと思います。



「啓発・交流」事業として、平成16年、17年度は「マインド音楽会 新井英一ライヴ・インまび」と「マインド精神保健福祉講座」を二年連続で行ってきました。「マインド音楽会 新井英一ライヴ・インまび」は地元のホールを借り切って、約200名の市民の方々と新井さんの音楽を楽しんできました。新井さんは在日二世のブルースシンガーで、筑紫哲也ニュース23のエンディング曲で紹介された「清河への道〜48番」が、日本レコード大賞最優秀アルバム賞を受賞した方です。私たちのお手紙に出演を快諾してくださいました。ポスターやチラシ、チケットなどの制作はもとより、ポスター貼りから当日の会場運営、販売コーナーやチケットのもぎりまで当事者会員中心に行います。舞台で一緒に歌を歌ったり、打ち上げも新井さんを囲んで毎年楽しい時間を持ってきました。



そして平成18年度は啓発・交流事業として、北海道浦河にある精神障がい当事者の「べてるの家」のメンバーの方たち(7名)をお招きして、「べてるの家・インまび」を6月3日、真備町のマービーふれあいセンターで開催し、約160名の方々と一緒に交流しました。会場には真備町の民生委員・児童委員の方々が研習と位置付けて参加して下さり、倉敷市社会福祉協議会の後援をいただいてボランティアの方々、他の障がい関係者の方々、そして精神障がい当事者や家族の方々も一緒になって、彼らの世界に出会い、学ぶことが出来ました。





 私たちマインドのメンバーは、よく講演会にもお声掛けをいただいてます。講師依頼では、メンバーひとりひとりの歴史や体験、そして思いの一つ一つを言葉にして皆さんに語りかけます。そして、時には涙を、時には笑いを、時に歌い、語りかける姿は筆舌に語りつくせないものがあります。
 こうした活動の中で、マインドは地域の方たちとの交流だけでなく、さまざまな交流会や講演会などにも参加し、そうした中で当事者一人一人の生活や自信や思い、そういったものへの影響も持ちながら日々を送っております。



生きている時間や空間、その中に、精神の障がいを抱えた当事者の皆さんがいる。当事者の皆さんが住みやすい心穏やかに過ごせる空間を、社会を築いていくこと。そして、心の垣根を取り払っていく、その思いを胸にして少しでもいいからわかっていただけるような気持ちをもって接していただけたなら、きっと、よりよい住みやすい世界が生まれると、そう信じてなりません。

岡山マインド「こころ」事務局

〒710-1301
岡山県倉敷市真備町箭田1679-2

пF086-697-0206

代表理事:多田 伸志




私たちの当事者活動の拠点である
マインド作業所の新築移転
に際して、
みずほ社会貢献ファンド役職員募金さまより93万円の助成をいただけることとなりました。




倉敷市社会資源MAP
こちらでは、作業所やサロンといった社会資源、障がいを抱えた生きづらさを抱えた方たちが気軽に前向きに生活していけるような場所を地図や住所を交え紹介されています。

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