私たちは、NPO法人岡山マインド「こころ」です!
私たちは倉敷地域で暮らす、心の「病」を抱えた当事者・家族の方々が安心して生活できる、支援体制とやさしい地域づくりを目的に、平成14年3月に設立したNPO法人です。会員は正会員が30名、賛助会員17名の小さな集まりですが、そのうち17名の精神障がい当事者が参加しており、私たち法人の活動の中心を担っています。
現在、私たちの活動には大きく二つの柱があります。一つは当事者による自助・就労活動であり、精神障がいを抱えた私たちが自己実現できる世界を作ることです。障害者として「隠すもの」「与えられるだけ」の存在から、「仲間とともに」「ボチボチでも尊厳を持って」、自分たちの暮らしを作りながらゆっくりと活動しています。
安心して暮らせる拠点作りと、働きたい人には「障害年金プラス5万円」を目標に、まずは自分たちで就労の場作りを目指しています。
「地域で生きる」困難に直面
・精神障がい者は「隠し、隠される者」「与えられるだけの存在」であった
・障がいが理由で仕事を続けられないと「落伍者」扱いされるが、「安心してさぼれる職場」が地域社会にない。
・障がい者が気楽になれる場が地域にない。
・精神障がい者に対する地域住民の理解不足
精神障がい当事者と家族の悩みから
障がい者の家族の一番の不安は、親亡き後の彼らの生活についてです。心の「病」を抱える当事者が安心して生活できるには、本人の力だけでなく地域住民の偏見がなくなり、理解があってはじめて実現できます。その、大きな二つの難題に当事者自らが取り組みをはじめたのです。
自立を目指して ~居場所と職場づくり~
「自立」は自分で決めるもの、障がいがあろうとなかろうと、一人ひとりが「当事者」としてありたい。「自分の障がいを隠さずにホッとできる場」「仲間とともに、ボチボチでも尊厳を持った暮らしを作る場」として、事務所兼店舗を自分たちで建てる事からはじめました。
やさしい地域を目指して ~隠さず、語り合う~
「偏見は知らないことから生まれる」と考え、当事者から地域住民に伝える機会や場を作ることにしました。精神障がい当事者が活動の中心を担うめずらしい形だからこそ、自身の「病」のことを語りながら、仲間とともに活動をはじめる事ができました。
INFORMATION
テーブルまび
当事者自身が語る場づくり「テーブルまび」
心の「病」を抱える人が地域で暮らすためには、地域の人の理解が必要です。また、当事者が安心して暮らせる「グループホーム・ケアホーム」と無理なく働ける「地ビール工場」を設立するためには、資金も必要となります。岡山マインド「こころ」は、それらを設立するための資金を自分たちで集めることができました。それは、当事者が自分の病を「隠さず」語り、周りの人々へ発信ができるようになった結果、岡山マインド「こころ」の取り組みに共感し、応援する人が増えてきたからです。当事者がこうした力をつけるための基盤となった事業のひとつに、「テーブルまび」(自立支援協議会・真備版)があります。
「テーブルまび」とは?
精神障がいを持つ当事者を中心に、他の障がい当事者や家族、地域の住民、NPO関係者、行政関係者など誰もが集い、自由に話すことができる場。毎月一回真備町で開催されています。この会は、障害自立支援法の制定に伴い、全国各地域で設立された自立支援協議会を自分たちでつくろうと、岡山マインド「こころ」が提案する形で実施。平成21年度から正式に倉敷市地域自立支援協議会の中に位置づけて活動しています。自立支援協議会は通常、行政や施設、家族会の代表者などが構成メンバーとなっている場合が多いですが、「テーブルまび」では当事者が中心的メンバーになっており、全国的にも珍しい例となっています。

